卯子酉神社、岩手県

卯子酉神社、岩手県

卯子酉神社は、岩手県遠野市にある縁結びの神社です。

 

文久年中(1861〜1864)に普代村の平兵衛(後に湊屋を名乗る)が遠野の村兵家(藩政時代に醸造業を営んでいた)という商家に奉公している時に、普代村鳥居にある卯子酉明神(現在の鵜鳥神社)の分霊を勧請したのが始まりとされます。

 

卯子酉神社は、縁結びの神として崇敬され、境内の潅木に良縁を願った紅白の紙・布切れを片手で結びつけることができると願い事が叶うといわれています。近年では若い人が多く訪れるそうです。

 

遠野市、と言えば遠野物語ですが、柳田国男の『遠野物語拾遺』の35話には、「遠野の町の愛宕山の下に、卯子酉様の祠がある。その傍の小池には片葉の蘆を生ずる。昔はここが大きな淵であって、その淵の主に願をかけると、不思議に男女の遠が結ばれた。また信心のものには、時々淵の主が姿を見せたともいっている。」と書かれています。

 

片葉の葦は、今では見つけることが出来ないそうですが、「片葉の葦に赤い布を結びつけると願いが叶う」ともされています。

 

卯子酉神社(うねとりじんじゃ=卯子酉様)
岩手県遠野市松崎町松崎矢崎